
みなさん、スマートスピーカーといわれたら何を思い浮かべます?
AmazonのEchoシリーズやGoogleのNestシリーズ(旧Google Homeシリーズ)、LINEのClovaなんかもあります。

僕ならAppleのHomePodを思い浮かべます。
そんなHomePodが我が家にきてからもう8ヶ月近く経ちました。
- どんな商品?
Appleに囲まれた人(のみ)向けの超高級スマートスピーカー - ここが残念
接続方法がAirplay 2しかない(Wi-Fi経由) - 価格
¥36,080(税込み)
見た目
Appleらしいシンプルさ

カラバリはホワイト・ブラックで僕はホワイトを購入。
単色で統一感があり非常にシンプルです。
そして見てください。
端子が一切がなくとてもシンプルです。
伸びるのは高級感ある電源ケーブルのみです。
そのためスッキリした見た目になります。
ただ一つも端子がないのは良くないという人もいるでしょう。
(実際、僕もその一人です。)
インテリアにもなるスピーカー

これは他の人に言われて気づいたことですが、
意外とスピーカーってわからないもんなんですね、これ。
分かる人にはわかるけど、わからない人にとってはインテリアになる。
僕はテレビの両サイドに置いてステレオ環境で使用していますが、
外観はとても気に入っています。
機能性
驚くほど簡単なセットアップ
Appleの製品の魅力ってセットアップの簡単さもありますよね。
HomePodも簡単で面倒な操作をせずに完結します。
Wi-Fiスピーカー(Bluetooth非対応)なのでWi-Fiを必要とするのですが、
パスコードの入力なしでiPhoneが接続しているWi-Fiに自動で接続してくれます。
素人でも簡単により良い音を

僕は音響に関しては全く詳しくないです。
HomePodを購入し調べていって知ったのですが、
実際にスピーカーを設置する際にはいろいろなことを考え、
高さや位置を調節する必要があるそうです。
そんな僕でもより良い音を聞ける機能を搭載していて、
勝手にHomePodが反響してくる音を認識します。
その認識したデータをもとに周囲の状況を把握し
どの環境でもより良い音を届けてくれます。
常時計算しているので場所を移動させても気にする必要がないのも良いです。
ステレオで迫力あるサウンドに

HomePodは2台用意することでステレオ環境を作ることができます。
最初は一つしか購入していませんでしたが、
ステレオの可能性に期待して2台目を購入しました。
セッティングはとても簡単で自動でもう一つのHomePodを検知して、
ホームアプリからペアリング・解除をすることができます。
「音」に関しては後ほど語りますが、僕は満足な迫力な音を得ることができました。
ここで残念ポイントです。
ステレオ環境にした途端に「音ズレが目立つ」、「片方のHomePodからしか音楽が流れない」などの不具合が発生しています。
何度かアップデートはきましたが改善はされていません。
早くお願いします。Appleさん。
(僕の家のWi-Fiが安定していないのかもしれません。Wi-Fi接続しかできないという欠点です。)
Appleのエコシステム
どのAppleデバイスからも

AirPodsのようにAirPlay2に対応しているので、
対応機種を使えばシームレスに接続できるのも魅力です。

さらにiPhoneであれば家に来た友達が家のWi-Fiに接続すれば、
特にペアリングなどすることなく音楽の操作をできます。
iMacで接続してYouTubeをみて、Apple TVに接続し映画を見るなんてこともできます。
Apple以外を徹底排除
さきほど言ったようにApple製品との親和性は抜群です。
しかし他のデバイスに接続できないのは正直不便でしかないです。
せめてBluetooth接続もできるという楽しみ方の幅広さが欲しかったです。
僕はApple TVを介してテレビで映画を接続して見たりするのですが、
他のゲームや地上波を見る際には使用できません。
(今はLGなどからAirPlay2対応テレビが発売されているのでそれを使えば問題ないかも)
また有線の端子がないので安定した環境での遅延のない映画視聴が楽しめないのもあまり良くないポイントです。
この点をみてもあくまで音楽を聴くためのデバイスという捉え方がいいかもしれません。
Siriは(競合相手と比べられないほど)馬鹿

ここはわかっていたことですが、それまでGoogle Homeをつかってきた身からすればできないことが多すぎます。
一通りのことはしてくれます。
しかしGoogle Homeでは答えてくれたことがHomePodではできないということが多々あります。
グーグルアシスタントやAlexaでいうところでのIFTTT(拡張性は圧倒的に違いますが)であるSiriショートカットが使えるようになったものの、対応デバイス・アプリが少ない上にiPhoneと同じWi-Fiに接続されていないとショートカットを使えなくストレスが溜まることもあります。

基本的に家庭のWi-Fiには末尾がa(早いが範囲が狭い)とg(遅いが広範囲)のふたつがあり、どちらか違う方が接続されているとショートカットを実行してくれません。
なのでグーグルアシスタントから卒業できず、まだGoogle Homeが残っています。
音質
部屋が音楽に包まれる

HomePodは360度音が出るので特に向きというものがありません。
そのため一方向から音が出るスピーカーに比べ、
部屋のどこでも音楽を高品質で聴くことができます。
ベッドに横たわったり、椅子に座って勉強したり別の机でご飯を食べたりしても同等の音楽を聞くことができるのは良いポイントです。
低音の暴力
低音の迫力がすごいです。
ここは良い点でもあり悪い点でもあります。
まずいい点は映画を見るときの迫力が凄まじいです。
僕はステレオ環境にしてすぐに「ジュラシック・ワールド 炎の王国」をみましたが、
大きな扉が開くシーンではあまりの低音で実際に床や壁が揺れていました。
アクション映画などはこれを機にHomePodを接続して観ようと思いました。
音楽も低音が強調され、迫力のあるサウンドになっています。
ただ本格的に映画を見るなら他のスピーカーシステムを組んだ方が
安価で本格的なサウンドを楽しめると思います。
悪い点は低音が強調されすぎていることです。
過度な強調で中高音域が聞こえにくいという場面もあるほどです。
そのため、日本でよくある集合住宅なんかは音量に注意しなければなりません。
音量によっては確実に近所迷惑になるレベルです。
一軒家でしたら最大限に実力を発揮できるかと思います。
ちなみに僕は昼は音量を3,夜は音量を2にしています。笑
イコライザーなどで低音の調節ができればいいのですが、
HomePodは完全自動で僕らがいじることはできません。
こんな人におすすめ
- よく音響とか分からなくても良い音で聞ける
- 大迫力の重低音を楽しめる
- 部屋中が音楽に包まれどこでも楽しめる
- Appleのエコシステムに依存している
- 低音が強すぎるので集合住宅には不向き。
- Apple以外の製品に接続できるデバイスが少ない。
- 価格が驚くほど高い。
万人に必ず受ける製品ではないと思いますが、
確実に僕の音楽体験を変えてくれた製品であることは間違いありません。
大手家電量販店で取り扱っている店舗もあるので実際にお店で試してみるのもいいかもしれません。
Appleが送る一曲二癖ある高級スマートスピーカーでした。
今日の一言
新製品が発売されるための在庫処分か、
各家電量販店で8000円引きセールが始まっています。
気になっている人は購入してもいいんじゃないでしょうか。